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【予告】60秒
【予告】30秒
女性のエンパワーメントやジェンダーの多様性が叫ばれ<寛容な心>が求められる現代。世界の映画界で活躍する女性監督と女優が集結し、女性が主人公の7つのショートストーリーを紡ぎ出した映画『私たちの声』。「映画、芸術、メディアを通して女性を勇気づける」をスローガンとして掲げる非営利映画製作会社<We Do It Together>が企画し、実際の出来事に着想を得たエピソードから、物語仕立てのフィクション、さらにはアニメーションまで、世界各地を舞台に感動的で力強い物語が描かれる。各話の主人公たちは、強い決意と勇気をもって人生の難局に立ち向かい、より強く、より自己認識を高め、スクリーン越しに観る者へ称賛を贈るような7つの珠玉のヒューマンドラマに仕上がっている。
世界を代表するキャストスタッフが集結
日本からは 主演 杏×呉美保 監督が参加!
出演者は各国を代表する実力派女優が勢ぞろい。ジェニファー・ハドソン(『ドリームガールズ』『リスペクト』)、カーラ・デルヴィーニュ(『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』『スーサイド・スクワッド』)をはじめ、エヴァ・ロンゴリア(「デスパレートな妻たち」)、マーシャ・ゲイ・ハーデン(『ポロック 2人だけのアトリエ』)、マルゲリータ・ブイ(『3つの鍵』)、ジャクリーン・フェルナンデス(『アラジン 不思議なランプと魔人リングマスター』)らが名を連ねる。監督には、キャサリン・ハードウィック(『トワイライト~初恋~』)、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』や『ドリーム』で知られる女優タラジ・P・ヘンソン、その他にもアルゼンチンのルシア・プエンソ、イタリアのマリア・ソーレ・トニャッツィ、インドのリーナ・ヤーダヴ、アニメーション監督のルチア・ブルゲローニとシルヴィア・カロッピオら世界で活躍する注目女性監督たちが手腕を振るう。
そして日本からは、唯一無二の存在感が光る女優・杏と、『そこのみにて光輝く』が国内外で高い評価を受けた呉美保が前作『きみはいい子』以来8年ぶりにメガホンをとり、日本の情緒あふれる家族の姿を描く。
主題歌は第95回アカデミー賞®歌曲賞ノミネートの「Applause」
7つの物語をドラマチックに彩る主題歌「Applause」は、第95回アカデミー賞歌曲賞にノミネートを果たした。アメリカ音楽界のヒットメーカーであり、セリーヌ・ディオンやシェール、レディー・ガガなど名だたる歌手に多数の楽曲を提供し、2001年にソングライターの殿堂入りを果たしたダイアン・ウォーレンが作詞・作曲を務め、歌手/女優としてマルチに活躍するソフィア・カーソンが歌唱を担当。今日という一日を生きる人々に、曲名どおり「拍手」を贈る力強い楽曲となっている。
We Do It Together(WDIT)とは?
ウィー・ドゥ・イット・トゥギャザーは、「女性に関する、女性による、みんなのために作られた(about women, by women, created for everyone)」メディア・コンテンツや映画の製作を通して、社会の中でジェンダーの平等を作るという目的を持つ、非営利の映画製作会社。2015年に、監督・プロデューサーであるキアラ・ティレシによって設立され、2016年に国連でスタートを切る。WDITが掲げる目標は、業界内で男女共に働き、メディアや映画で描かれる女性の在り方を変えていくこと。かつて男社会だった業界で難しい立場にある女性たちをサポートするためのプロジェクトを企画、発信している。
ペプシとキム
あらすじ:
薬物使用で逮捕されたキムは、重度の薬物中毒を克服するために刑務所内のリハビリを受ける。幼い娘を想い懸命にリハビリに取り組むうちに、キムの壮絶な過去とその過程で生まれた”ペプシ”という、もう一人の人格が露わになっていく。
キャスト:ジェニファー・ハドソン
2回のグラミー賞を受賞したレコーディング・アーティストで、アカデミー賞受賞女優、エミー賞ノミネート経験を持つプロデューサー、ベストセラー作家と様々な顔を持つ。代表作は『ドリームガールズ』(06)、『SING/シング』(16)、『キャッツ』(19)、『リスペクト』(21)など。
監督:タラジ・P・ヘンソン
アメリカ出身の女優、プロデューサー、監督。『サウスセントラルLA』(01)で注目を集め、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(08)でアカデミー賞助演女優賞にノミネートを果たした。代表作は、TVシリーズ「Empire 成功の代償」(15~19)、『ドリーム』(16)など。短編映画の監督を務めるのは本作が初めてとなる。
無限の思いやり
あらすじ:
コロナ禍でシャットダウンされたロサンゼルスの町では、ホテルの休業に伴い客室を路上生活者のシェルターに変え感染拡大を防ぐ<プロジェクト・ルームキー>が発足された。プロジェクトの担当医として毎日路上生活者たちの往診をするスーザンは、ゴミを溜めスタッフたちに煙たがられる若い女性ホームレス、ヴァルの世話を頼まれる。
キャスト:マーシャ・ゲイ・ハーデン
『ポロック 2人だけのアトリエ』(00)でアカデミー賞助演女優賞を獲得、続く『ミスティック・リバー』(03)でも同賞にノミネートを果たす。その他の出演作は『ジョー・ブラックをよろしく』(98)、『モナリザ・スマイル』(03)、『ミスト』(07)、『ローラーガールズ・ダイアリー』(09)、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(15)など
キャスト:カーラ・デルヴィーニュ
イギリス・ロンドン出身の女優、モデル、歌手。『アンナ・カレーニナ』(12)、『天使が消えた街』(14)、『ペーパータウン』(15)、『スーサイド・スクワッド』(16)、『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(17)など話題作に多数出演。
監督:キャサリン・ハードウィック
『サーティーン あの頃欲しかった愛のこと』(03)で監督デビューを果たす。代表作は『トワイライト~初恋~』(08)、『ロード・オブ・ドッグタウン』(05)、『赤ずきん』(11)、『マイ・ベスト・フレンド』(15)など。
帰郷
あらすじ:
ロンドンで売れっ子建築家として活躍するアナは、多忙な仕事の合間を縫ってイタリアへ帰郷する。それは妹の葬儀に参列するためだった。問題を抱えていた家族と長い間音信不通だったアナは、帰郷して初めて妹に幼い娘がいることを知る。
キャスト:エヴァ・ロンゴリア
大ヒットTVシリーズ「デスパレートな妻たち」(04~12)のガブリエル役で一躍トップスターに。プロデューサー、監督としても活躍し、2005年には自身の製作会社アンビリーバブル・エンターテイメントを設立。2023年話題の新作、アメリカの定番スナック、チートスの誕生秘話を描いた『フレーミングホット!チートス物語』(23, Disney+にて配信中)で長編映画監督デビューを果たした。
監督:ルシア・プエンソ
アルゼンチン出身の作家、脚本家、映画監督。初監督作『XXY~性の意思~』(07)は、アルゼンチン映画批評家協会賞銀のコンドル賞とゴヤ賞を受賞し。続く『見知らぬ医師』(13)では、UNASUR(南米諸国連合)国際映画祭で監督賞を受賞している。
私の一週間
あらすじ:
ユキは、アヤとトワという2人の子どもたちを育てるために、毎日休みなく働く。ユキの朝はせわしなく始まる。朝食を作り、洗濯をし、掃除機をかけ、アヤを小学校へ送り出した後にトワを保育園へ送り届け、経営するお弁当屋に。夕方に子どもたちを迎えに、習い事に連れて行く。帰宅すると夕食を作り、風呂、寝かしつけのあと、新しいお弁当のメニューを考え、日が変わった頃に眠りにつくという多忙なルーティンを繰り返す。
キャスト:
07年から女優活動をスタート。出演作は『おかえり、はやぶさ』『映画 妖怪人間ベム』(12)、『プラチナデータ』『真夏の方程式』(13)、『星ガ丘ワンダーランド』『オケ老人!』(16)、『CUBE 一度入ったら、最後』(21)、『とんび』(22)、『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室』(23)、『キングダム 運命の炎』(23)など。現在は「世界遺産」(TBS)でナレーターを務めている。
監督:呉 美保
初長編脚本『酒井家のしあわせ』(06)で、サンダンス・NHK国際映像作家賞を受賞し、映画監督デビュー。『オカンの嫁入り』(10)で新藤兼人賞金賞を受賞。『そこのみにて光輝く』(14)で、モントリオール世界映画祭ワールドコンペティション部門最優秀監督賞を受賞、併せて米国アカデミー賞国際⻑編映画賞日本代表に選出。本作は『きみはいい子』(15)以来、8 年ぶりの監督作となる。
声なきサイン
あらすじ:
獣医として忙しい毎日を過ごすダイアナは、プライベートの予定をいつも忘れがち。ある日の夜勤、娘と映画を見る約束を忘れてしまい落ち込んでいたダイアナのもとに、足を負傷した犬が運ばれてくる。応急処置を施すダイアナは犬の飼い主である夫婦の様子がおかしいことに気付く。
キャスト:マルゲリータ・ブイ
イタリアで最も有名で、受賞経験の多い女優の1人。1980年代初頭の『La seconda notte』(原題/86)でデビューを果たし40年近く第一線で活躍している。代表作は『無邪気な妖精たち』(01)、『はじまりは5つ星ホテルから』(13)、『母よ、』(15)など。今後の待機作として、自身の監督・脚本デビュー作となる『Volare』を準備中。
監督:マリア・ソーレ・トニャッツィ
『C’ERO ANCH’IO』(原題/99)でイタリアゴールデングローブ賞の短編映画賞を受賞。長編監督デビュー作品である『PASSATO PROSSIMO』(原題/03)は、イタリアのアカデミー賞といわれるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の新人監督賞にノミネートされた。代表作に、マルゲリータ・ブイとタッグを組んだ『はじまりは5つ星ホテルから』(13)『私と彼女』(15)がある。
シェアライド
あらすじ:
完璧主義のディヴィヤは美容外科医として成功を収め、順風満帆な日々を送る。ある夜ディヴィヤはきらびやかな服を着たトランスジェンダーの女性とタクシーに同乗することになるが、自分とは住む世界の違う人間への差別的な視線を向けタクシーを下りてしまう。翌日、その⼥性が昼間は警官として働いていることを知る。
キャスト:ジャクリーン・フェルナンデス
最も有名なボリウッド女優の1人。スリランカで生まれ、ミス・スリランカの称号を獲得後、ムンバイに移り住む。インドの大ヒット作品『アラジン 不思議なランプと魔人リングマスター』(09)で、ボリウッドスターの仲間入りを果たし一躍ブレイク。映画スターとして高い人気を誇る。
監督:リーナ・ヤーダヴ
ムンバイとロサンゼルスを拠点とする監督・脚本家。自ら編集も務めた『SHABD』(原題/05)で長編監督デビュー。長編3本目の『PARCHED』(原題/15)は31もの国際的な賞を受賞。フランスの劇場では連続で41週にもわたる歴史的な劇場公開を果たし、フランスにおいて最長の劇場公開を遂げたインド映画となった。
アリア
あらすじ:
黒くて小さな生物・アリアは狭く暗い部屋の中で毎日女性としての振る舞いを学んでいる。当たり前のように女性として行動するアリアだが、それによってなぜだかいつもアリアは疲れきっていた。凡庸な日々を繰り返していると突然部屋の壁に穴が空き、そこから差し込む暖かな光によって、アリアの自我が目を覚ましていく。
監督:ルチア・ブルゲローニ
イタリアのアニメーション監督。ヨーロッパ・デザイン学院で映画を学び、広告業界で働いた後、ロンドンにあるナショナル・フィルム・アンド・テレビジョン・スクールで修士号を取得。短編映画『Inanimate』(原題/18)では、カンヌ国際映画祭、英国アカデミー賞、その他の映画祭で賞を獲得。最新の短編映画は『Cromosoma X』(原題/21)。
シルヴィア・カロッビオ
トリノにあるホールデンスクール在学中に仲間と制作したドキュメンタリー作品『Arca Hotel』(原題)は、ポポリ国際映画祭のイタリアのドキュメンタリー作品のカテゴリーでプレミア上映された。
COMMENT
※五十音順
安藤優子
キャスター/ジャーナリスト
いろんな生き方があっていい、どういう性自認でもいい。しなやかで、つよい、そして自由であること。そんなことをずぅっと考えさせられました。
飯窪春菜
女優/タレント
七つの物語は女性たちの物語であって女性たち“だけ”の物語でない。“女性だから”じゃない、人間力溢れる映画でした。そして私自身にも、自分では気づかないありふれた物語が、日々紡がれているのだなと思わせられました。
冨永愛
モデル
人は知らず知らずのうちに何かに縛られている。
それとは気が付かずに、囚われている。
そこから視線を外すことができれば、本当の意味での幸せを見つけることができるのかもしれない。
日常のちょっとしたきっかけが、あなたを勇気づける。ほら、こんなところにも。
浜田敬子
ジャーナリスト
女性たちは常に選択を迫られ、葛藤している。なぜ女性だけが?そんな声なき声をすくいあげた映画だ。
藤本美貴
タレント
様々な環境で力強く生きている女性たちの姿が印象的でした。
私も妻、母として毎日を忙しく過ごしていますが、
各国の7つのストーリーを通して、改めて身近な日常の幸せに気づくことができた映画でした。
マキヒロチ
漫画家
誰かが耳を傾けなければ聞こえなかった7つの声と7つのまなざし。私たちの取るに足らない日常も、もしかしたら誰かが見つめていてくれてるのかもしれない。